こんにちは。イチナナマーケティングのhiro-yanです。
Web広告はインターネットの普及にともない、テレビ広告・新聞・交通広告などのマス広告に比べ、年々市場規模を拡大しています。これは、スマートフォンやパソコンを使ってインターネットで、商品やサービスを比較・検討して購入活動をしている消費者が増えていることの表れです。
これまでのマス広告は、「コストが高い」「ターゲットに届いているかわからない」「効果測定がむずかしい」といった弱点がありました。しかし、Web広告では、これまでの広告の問題をクリアしているのが特徴です。
「Web広告を始めたいが、どんな種類があるかわからない」
「Web広告を効果的に運用するには?」
といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。
本記事では、Web広告の種類と特徴について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
Web広告のメリット
精度の高いターゲティングができる
Web広告は、年齢・性別・地域・見ている媒体・広告の種類など、ターゲットの細かく設定して配信することができます。見て欲しいターゲットにだけ見られるように設定することができるので、高い効果が期待できます。
少額の広告費から始められる
単価などの上限や、広告費の合計額を設定できるため、予算に合わせて無理なく広告を出稿することができます。また、クリックされて初めて費用が発生したり、売上やお問い合わせなどのアクションにつながった場合のみ広告費用が発生する広告もあります。マス広告のように高額な費用をかけずに済むという利点があります。
効果測定ができ、運用方法を改善しやすい
Web広告の閲覧数やクリック数などの測定が正確にできるため、広告運用の分析・改善策が行いやすく、より効果的な広告を出向することができます。
Web広告のデメリット
Web広告の知識が必要
Web広告を運用するにはWebマーケティングや広告運用の知識がひつようになります。広告運用の独学する場合、セミナーや書籍、YouTube動画などで知識を習得する必要があります。しかし、早く集客して結果を出したいという場合は、Web広告運用をしている制作会社やマーケティング会社に依頼するほうがよいでしょう。
運用結果に対して的確な分析・改善が必須
Web広告を運用していると思うような結果が得られない場合があります。そのような場合は、分析ツールなどを使い、効果を測定した数値データを見て課題を見つけ改善するスキルが必要になります。
Web広告の種類と特徴
リスティング広告
リスティング広告とは、「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーの検索するキーワードに応じて、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果画面に表示する広告です。Webサイトが検索結果画面で上位表示するには、SEO対策が必要で時間もかかってしまいます。しかし、リスティング広告は出稿した後すぐに上位表示されるので即効性がある特徴があります。リスティング広告は最低出稿額が決められていないため、予算に応じて自由に出稿額を設定できます。Web広告を低予算から始めたいという企業におすすめの広告といえます。リスティング広告は、購入に近いところにいる顧客(顕在層)にアプローチするのに向いており、短期間で集客率を上げやすい特徴があります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示される、画像・動画・テキスト広告のことをいいます。上記のリスティング広告の一部とされる場合もあります。画像とテキスト、動画とテキストの組み合わせたバナーで表示することも多く、バナー広告とも呼ばれます。画像や動画を使って、ユーザーへ視覚的に訴求するため、テキストだけのリスティング広告より、ユーザーの目を惹きやすいという特徴があります。地域・年齢・性別など、過去のインターネットの閲覧履歴をもとに、細かくターゲティングでき、認知度を上げるために潜在層へのアプローチにも向いています。
リターゲティング広告
リターゲティング広告は、過去に自社サイトを訪問したユーザーに対して表示させる広告です。ユーザーが一度のサイト訪問で商品やサービスの購入を即決することは決して多くありません。買おうか迷って検討中のユーザーにアプローチすることで、再びサイトに訪問をうながすことで成約につなげることができます。興味関心のある人をターゲットにするので、無関心のユーザーをターゲットにするより効果的というメリットがあります。
ネイティブ広告
ネイティブ広告は、一見、広告に見えずWebサイトの記事や投稿のように見せる広告のことです。自然なかたちで掲載されるため、ユーザーがストレスを感じさせない点が強みです。Webサイトになじむようなデザインや、目を惹くキャッチコピーを作成する労力が必要となります。顕在層よりも、認知拡大を目指して潜在層やまだ関心の低い低関心層へのアピールに向いています。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型広告と呼ばれ、サイトに掲載された広告から、広告主が設定した購入・契約・お問い合わせなどのコンバージョンとなったときに、サイト運営者に広告費が支払われる広告です。広告費が発生するタイミングは、コンバージョンとなったときなので、費用対効果が高いことがメリットです。
純広告
純広告は、特定媒体のWebサイトに設定されている広告枠に一定期間掲載する広告です。サイトごとに広告を掲載する場合の単価が決まっており、商品やサービスへの関心が低い低関心層や潜在層など、幅広い層に広告を見てもらえる特徴があります。一方、効果が出ても出なくても費用がかかり、他のWeb広告に比べて費用が高い傾向にあるのがデメリットです。
記事広告・タイアップ広告
記事広告は、Webメディアに自社の商品やサービスの魅力を記事にまとめてPRしてもらう広告です。タイアップ広告とも呼ばれます。Webメディアの信頼性や知名度をいかして、自社の商品やサービスを紹介できるので、さりげなくユーザーに魅力を伝えることができます。低関心層から潜在層にアプローチすることができます。
SNS広告
SNS広告は、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSで配信する広告です。年齢層・地域・ライフスタイルなどによって、利用するSNSは異なるため、広告出稿の際は適切なSNSの選択が必要となります。SNSは、ユーザーが日常的に情報収集のために利用しているため、タイムラインにうまく溶け込む広告を出稿することで、ユーザーに受け入れられやすくなります。また、最大のメリットは、SNSの特徴をいかして、精度の高いターゲティングができることにあります。低関心層から顕在層まで幅広い人にアプローチできます。
動画広告・YouTube広告
動画広告は、YouTube広告に代表されるように、動画を活用して商品・サービスをPRする広告です。テキストや静止画などよりも、ユーザーに届けられる情報量が多く、イメージにも残りやすいメリットがあります。動画制作は、他の広告と比べ製作費に費用がかかることデメリットはありますが、関心がないユーザーにも訴求しやすく、低関心層から潜在層と幅広く認知を拡大するのに向いています。
リワード広告
リワード広告は、広告を見たユーザーに報酬が支払われる広告です。例えば、スマホのアプリ内の動画視聴、アンケート回答などで、ポイント報酬がもらえます。短期間での認知拡大に有効とされていますが、ユーザーの継続率が低い特徴があります。
デジタル音声広告
デジタル音声広告は、インターネットラジオや音楽配信サイトといったコンテンツの合間に流れる広告のことです。音声を聞いているユーザーの興味・関心に近い商品・サービスについて広告を出稿することで容易にターゲティングが可能です。現在はあまりなじみのない広告ですが、今後拡大する広告のひとつと言われています。メリットとして、ユーザーに嫌がられる度合いが低く、広告がスキップされにくい点があります。
メール広告
メール広告は、メールマガジンに広告を掲載する方法と、メール内容がすべて広告になっている方法の2種類あります。特定のメールマガジンと親和性の高い商品・サービスを紹介することで一定の反響が期待できます。そのため、ターゲティングが正確にできるので費用対効果が高い特徴があるといえます。一方で、メールを開封しなければ広告を見てもらえないというデメリットがあります。
まとめ
Web広告の種類と特徴について解説しました。Web広告の種類はさまざまな種類がありますので、届けたいターゲットや広告の特徴などによって、自社にあったWeb広告を選定する必要があります。精度の高いターゲティングが可能で、少額の広告費から始められるメリットもある一方、Web広告の知識や分析・改善のスキルが必要とされます。「Web広告を運用したいが、ノウハウがない」「Web広告で効率よく集客効果を出したい」などお悩みを抱えている場合は、ぜひご相談ください。